M&A

第三章 / 3.6.老後はゆっくりしたい

「事業承継経験者だけが知っている
M&Aの真実」

190年続く老舗会社11代目当主が語る事業承継

事業承継経験者の売手の話・買手の話

第3章 売主の話

 事業承継は表面上のやり取りだけではなく、売主が抱える問題や課題に目を向けて解決していく必要があります。売主・買主ともに目的や目標は異なり、片方の意見だけを優先させると事業承継は失敗に終わります。事業を譲渡するということは、人と人との信頼関係で成り立ち進んでいくので、売主・買主それぞれの本音について理解を深めておくことが必要です。
事業承継をおこなう売主には、次のような問題や課題があります。

3.6.老後はゆっくりしたい

創業間もない頃は、仕事に時間を費やし、寝るまも惜しんで働く人も多いです。事業を長年続けていく内に、周囲の環境の変化も合わさり、「老後はゆっくりしたい」と考える経営者も多くいます。今まで育ててきた愛着のある事業であればなおのことその行く末の心配と自身の気持ちの変化との乖離は切実な問題です。しかし子供や親族では承継しても気の休まることも少ないのではないでしょうか.ですからあえて第三者の想いを継いでくれる誰かの手に事業を譲り自分はそのサポートに就きたいなどと考え、事業承継をおこないます。

 

第三章 売主の話 / 3.7.新しいことにチャレンジしたいに続く・・・

第三章 3.7.新しいことにチャレンジしたい

ABOUT ME
中西 哲也
現在の職業:コンサルタント・セミナー講師   略歴:昭和39年生まれ。中西家11代目当主  ミッション:本当の事業承継(Happy_M&A)を実現しましょう! あなたが望めば、あなたの大切な事業を承継したい、未来の後継者は必ず現れます。