「事業承継経験者だけが知っている
M&Aの真実」
190年続く老舗会社11代目当主が語る事業承継
事業承継経験者の売手の話・買手の話
第3章 売主の話
事業承継は表面上のやり取りだけではなく、売主が抱える問題や課題に目を向けて解決していく必要があります。売主・買主ともに目的や目標は異なり、片方の意見だけを優先させると事業承継は失敗に終わります。事業を譲渡するということは、人と人との信頼関係で成り立ち進んでいくので、売主・買主それぞれの本音について理解を深めておくことが必要です。
事業承継をおこなう売主には、次のような問題や課題があります。
3.10親族の理解
歴史のある事業になるほど、親族・親戚の理解も必要となってきます。今まで事業を続けてこれたのも、親族・親戚の支えがあってこそです。目に見えない部分でのサポートもあるので、礼儀としてしっかりと説明し、理解を得ておくことが大切になります。更に親族が持ち株の対象者であれば事業承継前にその株式を代表者に集約する必要も出てきます。事業承継では、親、家族、そして親族への理解を得ることで、スムーズな承継が可能になり次の経営者へのバトンタッチが上手くいきます。
この章では10のケースを例に事業承継の問題点と可能性を解説しました.引き継ぐ者、受け継ぐ者がお互いに感謝し合える関係性を構築することで、本当の事業承継(Happy_M&A)が実現できます。
4.買主の話 / 4.1.シェア拡大に続く・・・
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